さんが書いた連載シネ鉄の日記一覧

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▢「大脱走」公開から60年 ▢D.マッカラムさんなくなる ▢ドイツ型SL

▢60年前の夏(1963_8)「大脱走」公開。  第二次大戦のヨーロッパ戦線、ドイツ軍捕虜となった「連合国軍」の将兵が、ドイツ南部の捕虜収容所から集団脱走をくわだてる。前半は、脱走計画と準備をたどる収容所内の密室劇、76名の逃走を追う後半の二部構成。   ▢戦争アクションといいながらも戦闘や殺戮場面は少なく、息をのむスリル&アクションが展開する。子供がみても問題はなかったようで、昭和のころ…

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▢五大スター共演「待ち伏せ」(1970年公開)鑑賞 ▢三船敏郎生誕100年 ▢小田急にデーゼルカーが走っていた時代 

▢1970年3月21日、三船プロダクション製作、稲垣浩演出による時代劇映画対策『待ち伏せ』が公開される。『待ち伏せ』は、三船敏郎,勝新太郎,石原裕次郎,中村錦之助,浅丘ルリ子という当時の五大スターの共演を実現させた。 ---- 5人も重要人物がいるので各自の人物像を深く掘り下げられない。脚本家の苦労が想像できる、この辺りは本作の欠点でもある。それでも日本映画界を背負う大スター5人の顔合わせは…

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▢三船敏郎さん100歳 ▢「クモヤ93型 架線試験車」のこと

▢【ph1】「七人の侍」と「ゴジラ」が僕らを迎えてくれる。そこは東宝撮影所(世田谷区 成城町)。1929(昭和4)年、PCL研究所がこの地に産声を上げた。以来「東宝」の創業の地。  三船敏郎さん(1920~1998)。第一次世界大戦後、日本の権益がおよんだ中国青島(チンタオ)でうまれる。満州事変(1931)から始まるさきの大戦、三船さんは物心ついたころから戦争の中、やがて自らも兵役につく。15年…

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▢映画 男はつらいよ「寅さんの休日」のこと ▢ただいま失業中 ▢京成電鉄「柴又駅」点描

【ph1】 sce 1:34: 題経寺(帝釈天)の庫裏の縁側 御前様 (笠智衆)「そうですか 寅につれられて 帰ってきましたか 満男君は…」 さくら (倍賞千恵子) 「ええ  」 御前様     「それはよかった」 さくらは「不思議なんですよ」と続ける。 「わたしたちいうことは 何もきかないのに兄(寅さん)の意見には素直に従う 満男のことを。 御前様 「あなたにとってはこまった お兄さん…

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□シネ(マ)鉄--のススメ □TUTAYA レンタルで『大列車作戦 (The Train)』□サクラマス 忘備録として

□”鉄道趣味””にもそれそれの楽しみ方があっていいだろう。僕は基本は「釣り鉄」だけれども純粋な鉄道趣味では、「鉄道模型」と「シネ鉄」が筆頭で「乗り鉄」がつづいて,一方で「撮り鉄」や「録り鉄」は専攻外。 □「模型鉄」も「シネ鉄」も近々の"巣ごもり"とは相性がよく。昨年「汽車映画ノスタルジア」(展望社)と「寅さんの汽車旅」(旅と鉄道社)【ph1】を入手してからは、体系的な鑑賞が進んでいる。 □…

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□"ちょっと自慢"--リアル「クィーン」--同じ時代を生きて…

□SCE  1. 1985年7月、ロンドン郊外「ウェンブリー スタジアム」、「ライブ エイド」--アフリカ飢餓救済のためにコンサートに10万人の観客が集まった。そして世界から協賛の募金は、この『クィーン ”伝説の21分のステージ"』が終わる目標の100万ドルを越えた。  映画のスタートシーン、ステージに向かう 「フレディ マーキュリー」。カメラは背後から彼を追う、最後のカーテンを振り上げて、ス…

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□僕のなかの-『寅さん』-をさがしに□シネ(マ)鉄の『寅さん記念館』巡礼

□「男は外でつらい」ことにあったときにしか,「家」や「こきょう(故郷)」がいとおしいと思わないらしい。『男はつらいよ』は1969年から1995年まで48作つくられた山田洋次監督、「フーテンの寅」こと車寅次郎(渥美清)、異母妹「さくら」(倍賞千恵子)が主演の松竹映画・・・。   □僕は、確かに "てっ(鉄)ちゃん" で("釣りバカ"でもあるけれど)、人生の「旅鉄路」をかさねた「熟年鉄」で『男はつ…

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□「シネ(マ)鉄」のススメ□クモヤ93型

□家から自転車で15分くらい、鉄道模型専門の『I模型店』は、1960年創業以来、僕の鉄道趣味を支えてくれている。少年の頃、夢中になった「鉄道模型」。就職・結婚などで、やめたつもりだったのだけれど、定年まじかにして、ふと復活して今日にいたり、いま、また夢中である。 昭和10年生まれ店主は、「もう、意地だネ」といいながらも「楽しき模型鉄道」の世界を地道にささえてくれている。なんとも感謝である。 …

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□『クワイ河に虹をかけた男』□泰麵鉄道をめぐる点と線

□2016_9_25 。横浜伊勢佐木/長者町の「横浜シネマリン」【ph1】。私は、ほんとうにあそんでいる人を見たことがある。 その人は夜勤が明けたその足、仕事を終えた充実感と解放感にひたりながら、そのまま帰るのはもったいないと寄り道して、ドキュメンタリー映画『クワイ河に虹をかけた男』をみていた 。  -- 副題には、"アジア太平洋戦争下、旧日本軍が建設した泰緬鉄道---その「死の鉄道」の贖罪と…

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□「名画座」へ□岡本喜八監督作品□ただいま仕掛り中

□夜勤明けの帰り道、具合よく10:24急行にのれて、渋谷駅10:45着。東京都渋谷区道玄坂『東急百貨店通り』を行く。「寄り道します....。」と家人にメール。「了解」と返事すぐきて、外国人の方でにぎわう「ドン・キホーテ」前、土曜日の人ごみかきわけて、急坂をのぼると『シネマヴェーラ渋谷』にゆきつく。奇才とよばれた「岡本喜八監督特集」、日替上映中。 『シネマヴェーラ渋谷』 http://www.c…