連載:シネ鉄

□『クワイ河に虹をかけた男』□泰麵鉄道をめぐる点と線

□2016_9_25 。横浜伊勢佐木/長者町の「横浜シネマリン」【ph1】。私は、ほんとうにあそんでいる人を見たことがある。 その人は夜勤が明けたその足、仕事を終えた充実感と解放感にひたりながら、そのまま帰るのはもったいないと寄り道して、ドキュメンタリー映画『クワイ河に虹をかけた男』をみていた 。
 -- 副題には、"アジア太平洋戦争下、旧日本軍が建設した泰緬鉄道---その「死の鉄道」の贖罪と和解に生涯を捧げた永瀬隆・20年の記録 "とある。

□ドキュメンタリー(記録)映画の魅力は、つらぬく思想による構成の確かさにある。『クワイ河に虹をかけた男』は、