今月、吉野ケ里遺跡で弥生時代後期とおぼしき石棺墓の調査があり、すわ邪馬台国の九州説が有力か？とニュース番組の話題になりましたが結局この墓石からは何も出てこず、卑弥呼と邪馬台国の所在は又もや、北九州か畿内大和地方かの論争に決着が付くことは無い元の状態となりました。 小生の古代史の私考私擬の最後として、現在まで歴史家、学者及び作家の諸氏の、数々提唱されたものが何の決着にも至ることが出来ないのは…

今年に入って一度も古代史の記述をしていないのに気がつきました。　３月に８０歳という、俗にいう傘寿になり、やれやれと一息付いたら、一気に怠け者になった気がします。 それというのも、書店に行けば８０歳になれば、何も気にせずただ、愉しく生きよ！という主張本ばかり。 これはつまり、高齢者はこれからかなり辛い環境が待つているので、それなりに覚悟せよ！と云われているような気もします。 折しも　チャット…

昨年師走に入るなリ、大事な奥歯が割れ抜歯の憂き目に 遭遇。運転免許の運転技能検査と認知症検査が立て続けにあり、 これに合格するなリ来年の免許更新に必要なので 高齢者講習を受講せよともうほんとに検査料ばかり 払い続ける処置が続きました。 どうしてか身内の法事が押し寄せ、結局はカミさんも体調に自信がないと言って、オミクロン禍も重なり恒例の旅行にも出かける事が出来ませんでした。神経痛にも悩ま…

加齢とともに　どうしてこうも月日は速くなるのでしょう？ 頭のコンピューターが認識する時間観念が雑事を記憶しない ように働いているとしか思えません。つまり、かなり怠け者に なってきているのです。そうか！これが老人力です。 身体運動機能はもうほとんど技術の発展により代替装置へ の置き換えが出来るのは確実ですから、リサイクルの利かない 脳機能（認知機能）だけは大切に…

皇室の祖先が第１０代崇神天皇以前はどうやら大和地方の統一王権であったのではなく、多くの豪族が争ったり、婚姻などを通じて協力関係と成ったり、をくりかえしており、それぞれ力関係が変化して流動的であったのが、大和地方に残る古墳群を形成していると考えられます。 古代史では一般的に飛鳥地方が有名ですが、それは歴史上厳然とした古代国家の成立をうかがわせる最初の地であるからで、古墳群のありようからみれば…

今年２月より１０古代史の周回として思考を巡らせましたが到底結論に行き着く筈もなく、結局アマはアマなりの 私擬思考に行き着く事とで、納得せざるを得なくなりまた。 改めて広範囲から素人なりの点検すれば、その異説、異論を記録している古事記、日本書紀を根本にし、倭人伝等の中国文献資料を参考にする他は、過去の歴史学者以外の民俗学分野や、伝承神話から、合理的な解釈を探る事も、その後の発掘資料との整合が認め…