さんが書いた連載ブータンの日記一覧

会員以外にも公開

第7回 ブータンでピンチに陥ったとき

「ブータンに魅せられて」の今枝さんがブータンで経験したエピソード これすごいなあ、と思いましたので、ご紹介 ■■ドライブの途中で■■ 今枝さんが、ティンプという地域のあちこちをドライブしていて、 一本の狭い道に迷い込んだ どこでどう間違ったか、次第に道幅が狭くなり、 気がつくと実は道ではなく、排水溝を覆うコンクリート板の上だった いずれにしても、もう引き返せる状態になかったので そのままゆ…

会員以外にも公開

第6回 ブータンの民話

ブータンに伝わる民話で、ブータンの国民性を良く表したものがあります ■■ヘレーじいさん■■ ヘレーじいさんはある日、そば畑を耕していて とてつもなく大きなトルコ石を見つけた こんなトルコ石を見つけたからには、もう働く必要なんかないわい これを売れば金持ちになれるぞ ヘレーじいさんは得意げに市場に向かいました しばらくすると、馬を引いた男に出会いました ヘレーじいさんやーい。どこへいくん…

会員以外にも公開

第5回 ブータン人にだけ見えるもの

幸せの国、ブータンでは仏教をかなり強くみんなが信心しています。 そんなお国柄なので、「ブータンに魅せられて」の著者、今枝さんには見えないのに、ブータンの人たちにだけ見えるものがあるんですって 正確に言うと「見えないけど分かるもの」なんだけど ■■チュメー川の魚■■ 今枝さんが顧問をつとめる国立図書館の館長、ロポンペマラさんとスンゲ村というところに行った チュメー川にかかる吊り橋を渡る ロポ…

会員以外にも公開

第4回 幸せの国ブータンに根付いた仏教

「ブータンに魅せられて」の今枝さんは、ブータンの国立図書館の顧問 国立図書館の蔵書は全てお経 ■■お経の調査に寺院へ■■ 各地の寺院のお経を調査に、よく、出掛けたらしい 何せ国全体が山岳地帯のブータン。 ちょっとある寺院に、みたいなことでもおおごとになる 万が一、不在だったりすると大変なので、必ず、ちゃんとアポをとってから出掛けていた。 いつも職員の誰かと一緒に行くのだけど、 その日は職…

会員以外にも公開

第3回 幸せの国ブータンの国立図書館、閲覧できない?

「ブータンに魅せられて」の著者、今枝由郎さんは、ブータンの国立図書館の顧問を10年間勤めます。 ただ、ほぼ鎖国に近い状態の中で、入国できるまでに3年近い時間を費やします。 元々チベット文化の研究者なので、その中のひとつの国としてのブータン。 ところが、実際に住んでみると、多くの衝撃を受けることになります。 ■■国立図書館はお寺■■ 国立図書館は、我々が知っている図書館とは全く異なる 信心深…

会員以外にも公開

第2回 幸せの国ブータンの観光事業、それは観光なのか

■■寺院への立ち入り■■ では、観光客に最も魅力的であろう寺院はどうするか 真剣に議論されます ブータンの特徴のベースになっているのが仏教の信仰。 かなり信心深い。 ほとんどの政策が、この仏教の信心深さゆえのものです。 日本人の感覚で言えば、寺院、仏像、仏画などは鑑賞の対象 見て、おお素晴らしい、と ブータンの人の感覚では、あくまでも礼拝の対象。 それ以外の価値は「何もない」 となると、…

会員以外にも公開

第1回 ブータンという幸せの国、間違いない!

ブータンの本を2冊読みました GNH(Gross National Happiness)「国民総幸福」という指標を掲げた幸せの国 テレビでも何度か取り上げられ 民族衣装を着ることを義務づけられている ということくらいの予備知識 読むとかなり印象が変わりました。 ブータンを表すキーワードとしては 国王、仏教、水力発電、森林面積、民族衣装、鎖国、女系大家族、時間、ブータン暦、・・ ■■ブータ…