さんが書いた連載名字の日記一覧

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山田さん、吉田さんは努力のたまもの

名字シリーズ、以前、田中さんは紹介しましたが 今回はそれ以外の田がつく名字です。 ■■漢字■■ 名字に多く用いられる漢字ベストテンをご紹介しましょう 1.田 2.藤 3.山 4.野 5.川 6.木 7.井 8.村 9.本 10.中 だいたい、成る程なと想像の範囲内ですね 藤を押さえて田が堂々の一位 元々、名字が出来た理由が、田んぼに付けた名前な訳です 日本のは稲の国 田が一位に来るのは当…

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名字で色は黒白赤青だけ

「少しかしこくなれる名字の本」を読みました。 前、コンビニで3冊本を買ったといったうちのひとつです。 今後、名字の話をするときは こちらの本での話も組み合わせていきます。 その中で、とてもビックリしたことが書かれていましたので 今日はその話。 ■■名字の色■■ なんとなんと 名字に使われている色は 黒と白と赤と青しかない えええっ。 大興奮です。 そんな馬鹿な! ちなみに、茶のつく…

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名字はほとんど大和言葉

君は覚えているかしら あの白いブランコ 風に吹かれて二人で揺れた あの白いブランコ 日暮れはいつも淋しいと 小さな肩を震わせてた 君に口づけした時に 優しく揺れた 白い白いブランコ ■■大和言葉■■ この白いブランコの歌詞。 全て大和言葉で出来ています。 大和言葉って何って定義は 色々あるんでしょうけど 一番ざっくりと分かりやすいのは 漢字の訓読みは大和言葉。 中国から文字が入ってきて、 …

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第10回 小林さんは小さな林?いえいえ

今回は林のつく名字 ■■小林さん■■ 小林さんって小さな林があったんでしょう? 普通、そう思いますよね。 そういう、小林さんも絶対いないかと言われると多少いるんだけど あくまでも少数派。 多数派は「おはやし」に由来する小林さん 漢字で言うと「お囃子」もしくは「小囃子」 神楽などで、楽器を担当する人を「囃し方」という。 お祭りとかでの盛り上げ役。 いよっ、あっぱれあっぱれ 楽器で神様…

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第9回 渡辺(渡部)さんは、妖怪退治と航海のスペシャリスト

わたなべさんは主に2つの経路になる ■■航海のスペシャリスト■■ 古くはワタリベという。 船の航行を行う職業。 こちらの場合は、「渡部」の字を当てるのが正しい。 ただ、この渡部さんが、今数多くいる渡部さんと直接繋がっているかというと、そうではない。 もう一つの経路が複雑に絡んできます。 ■■妖怪退治■■ 百人一首シリーズで紹介した、とおるちゃんこと、源融(みなもとのとおる) またの名を河…

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第8回 高橋さんや橋本さん。橋のたもとの…じゃないんだなあ

名字シリーズ。 橋がつく名字を見てみましょう。 ああ、それ簡単 橋が近くに有ったんでしょう って 違うんだなあ、それが ■■橋って■■ 橋ってあの橋だと思いますよね 永代橋のようなBridge。 それもあるにはあるので、一概に間違いとは言えない。 どっちかというと、と言えば、その橋ではない。 梯子(はしご)のはし。 Bridge の橋はかなりの高等建築物。 もし、あの橋を指すなら 大分…

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第7回 田中さんは名字の王者

名字は、氏、姓、名字、苗字の四通りが別々なんですという話をしました。 田中さんは、名字としての意味合いの典型。 名字の王者だと言えます。 姓は朝廷より賜った正式な名前であるのに対して 名字は自分達が好んでつけたニックネームとしての土地の、 もっというと田んぼの名前。 とすると、どうしても田の付くものが多くなります。 ■■田中■■ 藤原氏の藤のつくシリーズや、鈴木さんとかが 辿っていくと1つ…

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第6回 鈴木さんは世界遺産

名字シリーズです ■■鈴木さん■■ 佐藤さんと並んで双壁をなす多い名字、鈴木さん 何とそのルーツをひとつの場所に辿れます それも何とあの、熊野神社なんです。 ちゅうことは、鈴木さんは世界遺産かっ そもそも「鈴木」とは 稲穂を積んだもの 鈴をつけた榊(さかき) 笹や篠竹 諸説あるものの、引っくるめて全て 神道の儀式において、神様を迎えるために必要な 神器・神具のたぐい。 聖なる一族というこ…

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第5回 藤さんチームはまだ続く

■■後藤さん■■ 後藤さんは、備後国(広島県)と肥後国(熊本県)の国主を歴任したものが 「後のつく国に縁のある藤原」という意味で「後藤」と名のった。 藤がつくから当然藤原氏のはずが、 河内(大阪府)の坂戸源氏と姻戚関係を結び、 後藤でありながら、源氏だという何ともややこしい後藤さんも 長崎の五島にいた五島さんが後藤さんにあやかって後藤さんになっちゃった例もある。 ■■近藤さん■■ 平の将門…

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第4回 佐藤さんも加藤さんも齋藤さんも

名字シリーズ、藤がつく藤さんチームです。 ■■藤原氏■■ ちょっとだけ話しましたね。 藤原氏は姓(かばね)です。 朝廷から正式に賜ったもの。 ただ、何といっても歴史をみていくと、 何かと言えば藤原氏。 またかいっ、て感じ 藤原不比等(ふひと)の4人の子供は 南家、北家、式家、京家に分かれ どんどん広がっていきます。 増えすぎて訳わからん。 と思ったのは、実は自分たちもそうだったみたい。 …

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第3回 佐々木さんは1つの場所にさかのぼれる

さあ、いよいよ、 名字シリーズは 具体的な名字に入っていきます。 ちなみに今後は、氏、姓、名字、苗字のうち 一番メジャーかなと思われる名字という呼び方で統一しますね 記念すべき第一回目は、やっぱり佐々木です。 やっぱりってそりゃまたなんで? 一回目は日本で一番多い名字がいいんじゃないの? いいえ、佐々木で行かせて下さい。 理由は、もう分かりますよね。 ■■佐々木■■ 今は全国にいる佐々木…

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第2回 名字がいよいよ出てくるよ

前回、氏と姓までは話しました。 今日は名字からです。 名字って、氏や姓とは全く違う流れからおきてきます。 ■■土地■■ 土地って律令制度の元では、全てが朝廷即ち国のものとされます。 ある意味社会主義に近いですね でも、なかなかうまく行かない。 そこで 新しく農地として開墾したところは、自分のものとして良いですよ。 そうなるとがんばりますね 農地が広がっていきます。 名田(みょうでん)と…

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第1回 氏、姓、名字、苗字、実は全く別のもの

名字図鑑という本を買いました。 近所のスーパーで安売りしていた。 パラパラっとめくって、心をぐっと掴まれました。 色んな名字のルーツが書いてあります。 最初は、佐藤さんから だったんだけど そこに書いてあったのに驚いた。 藤が付くのは全部藤原氏 あんまり増えすぎたので、区別がつかなくなった 仕方がないのでアダ名を付けた 加賀の藤原氏は加藤さん 近江の藤原氏は近藤さん 神様を祀る、斎の宮…