さんが書いた連載句写美の日記一覧

会員以外にも公開

句写美19年・春号共鳴句

句写美2019年春号の共鳴句 恵庭岳の寝姿が好き深雪晴             北海道恵庭市 梶 鴻風 ひたすらに乳吸ふ仔犬花ミモザ             兵庫県神戸市 石破利久 梅咲ふ確定申告終し後             大阪府島本町 太田紀子 令和なる新元号や花の昼           神奈川県川崎市 持田 清月 芝桜咲かせてもてなす無人駅           鹿児島県霧島市 斜木 美…

会員以外にも公開

句写美19年4月

四月(初燕) 独り身の終活ノート春の山 春野菜てんこ盛りなりサラダバー 古里はダム湖の下に花筏 住職の語るみすゞや花まつり 「大漁」を歌ひしみすゞ思ふ春 読み耽る万葉集や春の夜半 「令和」てふ新元号や桜東風 今生の今のしあはせシャボン玉 平成の学童保育山笑ふ 音もなく火山灰降る町や初燕

会員以外にも公開

句写美19年3月

三月(吊るし雛) 啓蟄の風の匂ひや始発駅 山里の創作パスタ桃の花 ちちははの出会ひし町や吊るし雛 春の歌唄ふ終末近き人 山寺の桜は五分咲きさくらの日 就活に励む娘や木の芽風 参道に桜ちらほら西行忌 念頭に家系図を置き春彼岸 終活の写真整理や春日和 蒲公英は空き地の笑顔地域猫

会員以外にも公開

19年2月句写美

二月(臥竜梅) 節分の炒り豆匂ふ厨かな 独り身の気楽な暮らし梅咲ふ 鶴帰る汀子の句碑を後にして 義理チョコは名店のチョコ春の星 亡き夫と歩きし小道臥竜梅 霧島の火山マップや痩せ土筆 春兆す踏み絵の町のバイキング 雪像の大坂なおみ浅き春 畦焼きの白煙に匂ふ車窓かな 難解な若者言葉二月尽

会員以外にも公開

句写美2019年掲載句・新年

句写美二〇一九年(平成・令和) 1月(福寿草) 千の風迎えし橋や初御空 夫々の幸福論や福寿草 「千」の字を継ぎ行く我が名福寿草 何もかもプラス思考や初日記 初夢に夫と遊ぶ箱根山 速報の熊本地震初メール 母と子の平成最後の若菜飯 病院の待合室や久女の忌 イラストの一筆描きや蕪村の忌

会員以外にも公開

2019年句写美秋号句会

8月 飼ひ猫もぐつたり寝込む大暑の日・1・鴻風選 源流は古里の川水澄めり    ・5 亡き友はメロンのかをり星月夜 ・1 ひとり身の叔父のレイテや終戦日・2 9月 秋めくや川面にゆるる己の影  ・5 ふるさとの青空市や小鳥来る  ・7  爽やかやあの子の誘ふフラダンス・0 うかうかと生きて喜寿なり秋桜 ・7・鴻風選 10月 古里の三つの火山秋深し    ・0 老いてなほ令和の旅や新松子  ・3 …

会員以外にも公開

インターネット句会・会員募集中

俳句とて会員募集中鳳仙花 鳳仙花が芽吹き元気に育っています。 俳句教室もこんなに会員が増えたらいいと主宰が言っています。 興味のある方は覗いてください。 会費は月額千円(季刊俳句誌の作成と送料) http://www2.ezbbs.net/10/koufuu52/

会員以外にも公開

11月句写美の選句

1 半屋根の露天湯たのし紅葉雨 2 神域の銀杏黄葉のしじまなる 3 トンネルを抜けて湖畔へ夕紅葉 4 堀巡る桜紅葉の白鷺城 5 猫じやらし頬赤く染め紅葉す 6 靴紐を結ぶ足許草紅葉 7 柿紅葉棚の肥やしの文庫本 8 廃線の札沼沿線紅葉す 9 支え合ふ二人の歩幅夕紅葉 10 黄葉す欅の巨木神の域 11 幼子の頬を染めゆく夕紅葉 12 紅葉狩り渓流沿ひで手弁当 13 平岸の軟石倉庫の蔦紅葉 14 銀…

会員以外にも公開

句写美107号(17年秋号) 主宰梶鴻風先生の推薦句

句写美107号(秋号) 主宰梶鴻風先生の推薦句 玉音を拝せし庭の百日紅       石破 利久 富士山に掛かりし笠雲胡麻叩く    持田 清月 耳底に蝉猛り立ち蝉時雨       斜木 美秋 落ちてなほ今日焼き尽くす秋没日   小森 豊水 夜半の秋句は自分史と思いけり    片山 明俊 描くは憂し描かねば淋し秋桜     林  紅梅 念仏の弾圧聴きし秋彼岸       谷口 千枝 風鈴買ひ風も一…

会員以外にも公開

句写美106号(17年夏号)句友の皆さんの共鳴句

句写美107号 106号(夏号)の共鳴句 利久選   足湯して火の山仰ぐ半夏生 清月選   新しき蔓切り鎌や晩夏光 明俊選   火の山の黒き煙や白日傘 美秋選   火の山の黒き煙や白日傘 紅梅選   当てもなく歩く母と子夏至の雨 紀子選   父の日や亡父亡夫の風の色 沙智選   柳原白蓮の歌碑滝飛沫 花菜選   古里の凸凹道やみちをしへ トシエ選  億年の命引き寄せ星祭り 富子選   何もかも自…

会員以外にも公開

句写美と私

    後期高齢者前後の私と句写美  平成二十九年(十七年)九月に後期高齢者となった私。  句写美の後期高齢者前後(句写美106号~110号)への自分の投稿作品と主宰梶鴻風先生の評と私の共鳴句を書き抜いてみた。    毎月の句会で主宰の梶鴻風先生に句評を頂いた句 17年8月 銀漢や夫の遺品の闘病記  評・鴻も肺癌と肺気腫で入院したときの記録を大きな紙袋に入れ取ってある。取っておいてもどうにもな…