さんが書いた連載紙上句会の日記一覧

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京滋句会6月例会上位句

私が所属しています吟行中心の京滋句会は、メンバーのワクチン接種完了まで吟行は休止し、代わりに「ひとり吟行句」で競っています。 今月は、参加13名、65句で互選しました。上位句を掲載させていただきます。私は、3位にはいりました。 1位 薄紙を幾重にも貼る梅雨の空 (S.M) 【評】梅雨のどんよりとした空を、薄紙を幾重にも貼るという措辞に脱帽。皆既月食の空は正しくそうでした。 2位 店先に蠅取り…

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大阪北句会6月例会上位句

私が幹事をしています大阪北句会の6月例会が終わりました。兼題は「玉葱・黒南風・当季雑詠」で、参加21名、99句で競いました。上位入選句を掲載します。私はかろうじて9位に2句入りました。お楽しみ頂ければ幸いです。 1位 黒南風や知覧に戻る機影無く (h.s) 【評】「知覧」は第二次世界大戦末期の沖縄戦では神風特攻隊の出撃地となった。中七から坐五の「戻る機影無く」の象徴するものが胸に迫る。 1位…

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京滋句会5月上位入選句

私が所属しています「京滋句会」は本来は吟行句会ですが、コロナ禍でもう1年以上吟行にいけていません。代わりに、「ひとり吟行」を続けています。今月は、13名参加、65句で競いました。以下上位句を掲載させていただきます。私は今回は上位入賞できませんでした。 1位 行く春の机上に眼鏡置いたまま (T.Y) 【評】眼鏡置いたまま居眠りでしょうか。いい時間が流れてます。 1位 正客に躙口より若葉風 (T…

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大阪北句会5月例会上位句

私が幹事をしています紙上句会「大阪北句会」の5月例会が終わりました。兼題「若葉・粽・当季雑詠」。参加20名、集句94句、互選で特選:1句(2点)、平選:6句(1点)で競いました。私は3位に入りました。子供の日があった関係か子供を詠んだ句が上位に選ばれました。上位句を1位から6位は1句1評付で、7位は句のみを掲載させていただきます。お楽しみいただければ幸いです。 1位 母と子のキャッチボールや若…

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第九十回双樹神戸句会 私の入選句

本日、3月例会の作品集がとどきました。兼題「東風」で、10人・50句で競いました。私は出句5句中4句が入選しました。以下、私の入選句を掲載させていただきます。 ◇残すもの無きまま逝くか東風の波 【評】残るものは関わりのあった人に思い出してもらうこと、逝く者の物的なものを何もなしと表現することに疑問を感じるが、物、人間、見える物表現がよい ◇晩鐘の音色を揺らす帰雁東風 【評】晩鐘の余韻が続く湖…

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大阪北句会3月例会上位句

私が幹事をしていますネット句会の大阪北句会3月例会が終わりました。兼題:雛祭・木蓮・当季雑詠。参加22名、集句102句で競いました。上位句を披露させていただきます。私は、2位に入りました。お楽しみいただければ幸いです。 <句と短評1> 1位 ぽつんと茅葺ぽつんと春の月(t.k) 【評】テレビ番組のぽつんと一軒家を俳句にしたような句。リフレインも効いてて茅葺の家と月、古民家の暮しが浮かび天と地、…

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俳句例会(神戸句会)

私が所属する神戸句会の2月紙上句会の作品集が届きました。兼題は「春の雪」。私は、5句中3句が入選していました。私の3句のみ掲載させていただきます。4月から吟行が企画されています。行けるようになれば良いのですが。 ◇返書まだ書けないままに春の雪 【評】来た手紙の返事が気になりながら、もう立春、名残雪の中に、人生のはかなさを感じている。 ◇麻酔醒め軽くなる胃や春の雪 【評】胃の手術をされたのでし…

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大阪南句会 2月例会上位入選句

私の所属する大阪南句会2月例会は紙上句会で、昨日作品集が届きました。兼題は「沈丁花」「東風」「当季雑詠」、一人五句で、11名参加、55句で競いました。 私は、1位に2句入りびっくりです。上位入選句を披露させていただきます。 1位 生き延びて外さる管や春の宵 (一世) 【評】新型コロナに感染された人を思わせる「管を外された」喜び。春の宵の柔らかい空気に生きていることを感じた。 1位 墓地を買う…

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京滋句会2月例会 上位句

私が所属しています京滋句会は、コロナ禍で2月も「ひとり吟行句」での紙上句会となりました。 上位6句は句と評。同点7位7句は句だけを紹介させていただきます。 私は、3位と7位に入りました。お楽しみいただければ幸いです。 1位 乳癌の傷跡なぞる夜の梅(O.H) 【評】誰よりも生きている事、生かされている事を胸の傷跡に知る作者。心中に去来する思いが伝わってくる。 2位 浅し農具小屋より野球帽(T.…

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大阪南句会1月例会 上位句紹介

私の所属しています大阪南句会1月例会は、兼題:𣜿(ゆずりは)、左義長(どんど焼きと同意)、当季雑詠。11名参加、55句で競いました。コロナ禍で集合句会ができず、紙上句会となりました。昨日作品集がとどきました。私は、2位と7位(2句)の成績でした。 1位 楪やまだ譲れない好奇心 (O.H) 【評】 楪の「ゆずり」に対し「まだゆずれない」のが好奇心というのが、面白い着眼だ。 2位 どんど焚消えて…

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ネット句会「気まま句会」へ入会しました

ネット句会ツール「夏雲システム」を利用した句会「気まま句会」に誘われ、1月例会から入会しました。 夏雲システムは、市井の一俳人である野良古(のらふる)という方が、個人で趣味の一環として開発・運営しているインターネット句会のためのシステムで、無料、無制限です。PCからの投句・選評操作は簡単でグループに登録された俳人が画面で投句し選評し、作品集が見ることができます。作品集は、①句一覧(句、作者、評、…

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神戸句会1月例会 私の入選句

私の所属しています神戸句会1月の作品集が届きました。神戸句会は、事前出句と、当日吟行の二本立てで運営していますが、コロナ禍で吟行が中止中です。事前投句、兼題「冬の夜」の私の入選句3句を掲載させていただきます。 写真は昨夜の雪で宝塚の家々の屋根に積もった雪を我が家のベラだから写しました。 しばらくは寒月光を身に纏ふ 【評】外出は近くのホストまでか、寒月光を全身で感じている。 乳飲み子の五感高ぶ…

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京都大野原吟行第二部作品

11月26日に俳友4名で吟行した、京都大原野の「勝持寺(花の寺)・大原野神社・正法寺」の第二部紙上句会は、参加者4名に加え、選をお願いした5名を加えての9名選でした。 参加者は40句を27日までに作句しました。以下は、私の上位入選句だけを掲載させていただきます。吟行先の雰囲気を感じていただければ幸いです。 ーーーーーーーーーーーー 冬明り胎内仏の呪縛解く 【評】花の寺勝持寺の瑠璃光殿に安置された…

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大阪南句会 11月例会上位句紹介

私が所属しています大阪南句会11月例会は、出句者10名、集句50句での紙上互選でした。作品集が送られてきましたので、上位句を紹介させていただきます。 私は、1位と5位に入りました。お楽しみいただければ幸いです。 1位 広重の筆致のままに夕時雨 (一世) 【評】歌川広重の「江戸百景大橋安宅の夕立」は、誰もが知る作品。今しも夕時雨のその雨足は、まるで広重を思わせた。しっかりした情景描写だと思います…

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11月京滋句会「ひとり吟行句」上位入選句

私が所属しています「京滋句会」は、京都を中心に吟行をしていましたが、コロナ禍で仕方なく「ひとりで吟行句」での紙上句会を続けています。11月は、参加12名、集句60句を互選しました。結果の上位句と一句一評をを掲載させていただきます。私は、4位と6位に入りました。お楽しみいただければ幸いです。 1位 人獣の結界解けし霜夜かな (H.S)     【評】高齢化など里山の管理不足で、獣たちが人里に出没…

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「第45回大阪北句会上位入選句」紹介

私が幹事をしています「大阪北句会」の第45回紙上句会は、参加20名・集句94句で競いました。上位入選句と1句1評を掲載させていただきます。私は、5位に1句はいりました。お楽しみいただけたら幸いです。 1位 月光がレールを磨く無人駅 (t.t) 【評】「無人駅」ゆえに月光がより一層冷たく感じられる。言葉に無駄がない。 2位 天晴れて呵々大笑の柘榴の実 (m.k) 【評】青空へ柘榴の赤い口が大き…

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大阪南句会 10月紙上句会

私が所属しています大阪南句会は10月も紙上句会となりました。兼題は「鵙」「読」「当季雑詠」で、11名参加、集句54句でした。 私は2位、4位、あとの3句も入選しました。今回は私の句だけを掲載させていただきます。 2位 秋落暉点字読み取る速さかな 【評】秋の陽は釣瓶落としとはよく言われる例え、点字は指の腹で凹凸を感じ、読み取るわけだが、結構な速さで指を這わせていかれる。その能力に感嘆する。 4…

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大阪北句会10月 上位入選句

私が幹事を務めていますネット句会の「大阪北句会10月」の作品集がまとまりました。参加21名、集句99句。兼題は「秋」「菊」「当季雑詠」です。互選での上位句を以下紹介させていただきます。私は、7位に2句入りました。お楽しみいただければ幸いです。 1位 見得切ったまま運ばれる菊人形(t.t) 【評】菊人形展の準備を写した。場景が浮かぶ句だ。 1位 声かけて素秋を配る郵便夫(t.t) 【評】極暑か…

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神戸句会10月 紙上句会

私の所属する神戸句会、10月の吟行予定はコロナ禍がまだ治まらないため、紙上句会となりました。 兼題「渡り鳥」「当季雑詠」です。5句出句で11名参加、55句での互選の結果が、先ほど届きました。私は、好成績で、3位2句。7位2句が入選しました。以下私の句と、いただいた評の内一名の方の評をご紹介しました。お楽しみいただければ幸いです。 3位 秋空やいつもと違ふ眉を引く 【評】思い切って装いに合わせて…

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大阪北句会9月例会上位句紹介

私が幹事をしています大阪北句会9月例会は、兼題「月、秋桜、当季雑詠」で22名参加、103句で競いました。参加者互選(特選1句:2点、平選6句:各1点)の結果上位5位までの8句と1句1評をご紹介します。 1位 ゆったりと月棲まわせて太田川(M,K) 【評】太田川といえば、被爆地広島の原爆ドーム。当時の被爆者はあまりの暑さにこの川に飛び込み息絶えた方も多い。悲劇の川も、今宵はゆったりと流れ、川面の…