さんが書いた連載紙上句会の日記一覧

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京滋句会11月例会高得点句

私が幹事をしています。第80回京滋句会11月例会が終了しました。兼題;ひとり吟行、参加9名45句を互選で競いました。以下の高得点句を掲載させていただきます。私は、同点8位に2句入りました。 1位 年ごとに手粘なる指暮れの秋  (i.r) [評]年毎に仕事がのろくなるのが指からだという気付きと、「手粘(てねば)」を使った語彙力に感服。 1位 枯木星残る身内は二人のみ (y.j) […

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双樹神戸句会10月例会上位句

私が所属しております双樹神戸句会の10月の作品集が届きました。兼題「すさまじ・当季雑詠」で各人5句、9名参加で45句を互選で競いました。上位句を掲載させていただきます。私は3位に入りました。 1位 すさまじや今日人間と会話せず (o.g) [評]「すさまじ」の季語に、人にも合わず、電話もせず、一人で一日を過ごして作者の様子が窺える。 2位 雁(かりがね)や里に帰れば里の情 (h.m…

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京滋句会7月例会高得点句

私が幹事をしております京滋句会の7月句会は、暑さから吟行にいけず紙上句会となり本日終わりました。兼題:当季雑詠、参加9名、45を互選で競いました。高得点句を掲載させていただきます。私は、3位と7位にはいりました。 1位 七夕や全快だけの太い文字 (k.t) [評]病気や怪我だと、体力も気力も萎えます。切なる願い。 2位 お出かけの確認メモや半夏生 (s.m) [評]物忘れ対策のメ…

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双樹神戸句会3月例会高得点句

私が所属する双樹神戸句会の3月例会句会報が届きました。兼題:山笑う・当季雑詠。参加9名、45句で競いました。私は今回は好成績で、8位までに4句入りました。得点上位句を掲載させていただきます。 1位 釘の無き塔の修復山笑ふ  (一世) [評]京都の東寺の五重塔も釘を使わず建てられています。修復に「どうする」と山が笑っているようです。 2位 山笑ふたびに花粉をとばしけり (w.f) …

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大阪南句会11月例会高得点句

私が所属しています「大阪南句会11月例会(紙上句会)」の作品集届きました。 兼題:狐、短日、当季雑詠。参加11名、55句を互選で競いました。結果の高得点句を掲載させていただきます。私は、好調で1位、2位、4位に入りました。 今月から選句では特選、平選に加え「磨けば玉」が始まりました。ここをこう直せば佳句になるという選で忌憚のない評が書かれました。 1位 短日や早口となる露天商 (一世)…

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京滋句会11月例会高点句

第69回京滋句会11月例会の紙上句会が無事終了しました。兼題は「ひとり吟行」で、14名参加。67句を互選で競いました。高点句を掲載させていただきます。私は4位に入りました。 <高得点句> 1位 廃坑の底知れぬ闇蔦紅葉 (h.t) [評]どんな廃坑にも従事した人達の苦労が詰まっているに違いない。まるで蔦紅葉が廃坑へ伸びていっているような不気味を感じる。 2位 聖護院蕪千枚透きとほる…

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京滋句会7月「ひとり吟行」高点句

私が幹事をしております。京滋句会は、隔月で「吟行」とネットでの「ひとり吟行」を実施しております。 今月は「ひとり吟行」でした。参加14名、集句70句で競いました。作品集ができましたので、掲載させていただきます。私はうれしいことに1位をいただきました。 1位 梅雨明けや遠き農婦の伸び縮み (一世) [評]忙しく働く農婦の様子を「伸び縮み」とは面白い。 2位 茄子胡瓜不揃いにある安堵感 (N.Y…

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大阪北句会5月紙上句会上位句

私が幹事をしています紙上句会「大阪北句会5月例会」がおわりました。兼題「菖蒲、立夏、当季雑詠」、出句1人5句以内、参加者:27名(今月より新たに5名の方が参加)、集句:130句を互選で競いました。私は残炎ながら7位に1点届きませんでした。上位句を掲載させていただきます。 1位 鎌の刃に残る菖蒲の香りかな (h.s) 【評】菖蒲を刈った後の鎌に香りがしている事だけを詠んでいるにも関わらず、日本の…

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神戸双樹句会5月紙上句会上位句

私が所属しています双樹神戸句会の5月紙上句会「兼題:若葉」の作品集がとどきました。上位7位までを掲載させていただきます。私は、3位と6位にはいりました。 1位 ふんわりと産着の乾き柿若葉 (0.G) 【評】五月の日を存分に吸って乾いた産着愛情を感じる句。 2位 自転車のサドルを上げる端午かな (A.M) 【評】背が伸びてサドルを上げる 子の成長を表す表現が具体的で秀逸。だろう。       …

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大阪南句会4月例会 上位句紹介

私が所属する大阪南句会4月例会の作品集が届きました。 兼題:新茶・ぶらんこ(ふらここ・鞦韆)当季雑詠。参加12名、60句で競いました。 私は、盆と正月がいっぺんに来たような滅多にない好成績でした。 1位 鞦韆を漕いで昨日を切り離す   (一世) 【評】「昨日を切り離す」で前を向いて生きようとする強い意志を感じました。季語も嵌まっています。 1位 読み返す手紙ふらここ揺れはじむ (一世) 【評…

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大阪南句会1月例会 上位句

私が所属しています大阪南句会(紙上句会)の1月例会が終わり作品集が送られてきました。兼題:凧揚・星・当季雑詠。12名参加・59句で互選しました。上位入選句を掲載させていただきます。私は今月は好成績でした。 1位 幼子もよき風を待ついかのぼり (m.s) [評]幼子の凧をうまく揚げたいという心意気が伝わって来る。 1位 切取り線逸れゆく鋏寒の星 (一世) [評]冬の寒さの厳しさが伝わる。逸れる…

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大阪北句会1月例会 上位句

私が幹事をしています大阪北句会の1月例会が17日に終わりました。兼題:山眠る・侘助・当季雑詠、21名参加。99句を互選で競いました。 私は今回は、残念ながら上位に入ることはできませんでした。上位入選句を掲載させていただきます。 1位 横顔のほかなき子規や山眠る (t.t) [評]静かな横顔の存在感と季語がぴったり合う。 1位 仏壇の奥のふるさと山眠る (m.a) [評]ご先祖の仏壇を眺めなが…

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◇大阪南句会9月例会上位句

私の所属しています大阪南句会9月例会は、コロナ禍の折、紙上句会で開催され本日作品集が届きました。 兼題は「蓑虫・星月夜・当季雑詠」で、参加11名、55句で競いました。私は7位に2句はいりました。上位句を掲載させていただきます。 1位 蓑虫や風の自由を一人占め (t、s) 【評】このようなポジティブな捉え方をすれば糸一本の孤独な世界も「楽勝‼」の世界に転換できるね。 2位 天空の秋を噴きだす黒…

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京滋句会9月例会上位句

私が所属しています吟行句会「京滋句会」は昨年3月よりコロナ禍のため「ひとり吟行」をテーマに紙上句会を続けています。9月は、参加13名、集句65句で競いました。上位入選句を掲載させていただきます。私は同点2位と8位にはいりました。 1位 か細くも光る眼の在り鵙の贄 (n.y) 【評】鵙の贄の目という着眼点の意外性が効いた。情景がしっかり描けている。 2位 釣竿の先を秋津に暫し貸す (k.h) …

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大阪南句会8月例会 上位入選句

私が所属しています大阪南句会8月例会は、兼題:蜩・花野・当季雑詠、参加12名、集句60句で競いました。 関西圏は非常事態宣言下で、句会ができません。今回も紙上句会になりました。上位句を掲載させていただきます、 1位 ゆうやみへ霊送り火の吸い込まれ (i.r) 【評】御霊が幽玄の夕闇に消えてゆく様である。「吸い込まれ」がいい。 1位 猫足の職人晩夏の屋根あるく (o.h) 【評】猫足の比喩がい…

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第五十四回京滋句会8月例会 上位句

私の所属しています京滋句会は吟行句会なのですが、コロナ禍で、昨年3月からやむなく「ひとり吟行」での紙上句会を続けています。 8月句会が終わりましたので、上位句を掲載させていただきます。参加12名、60句で競いました。 1位 葛切りや田舎銀座の昼下がり (n.y) 【評】「葛切り」に見る老舗の銘菓感と、中七から下五への展開も良い。 2位 向日葵や前歯の掛けた女の児 (h.s)        【…

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大阪北句会8月例会上位句

私が幹事をしております紙上句会「大阪北句会」8月例会が終わりました。 兼題:夜の秋・病葉・当季雑詠で、参加21名、集句99句で競いました。上位入賞句を紹介させていただきます。 私は、今回は3句入選しましたが、上位句とはなりませんでした。 1位 今日の噓風呂にしずめて夜の秋(t.t) 【評】他人の嘘なら洗い「流す」だが、「しずめ」は自分がついた嘘。だから鎮めているのだ。 2位 妻の齢止まり幾年…

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第53回京滋句会7月句会 高点句

私の所属しています京滋句会は、今月もみんなでの吟行は無理なので、「ひとり吟行句」での紙上句会となりました。参加14名、70句を互選(特選1句2点、平選5句各1点)で競いました。 私は7位グループに2句はいりました。以下、上位句を紹介させていただきます。 1位 サイダーやごくりごくりと山動く(I.S) 【評】オノマトペの「ごくりごくり」の動き後の「山動く」への展開が良かった。 2位 戦はす悲し…

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第53回大阪北句会7月例会 上位句

私が幹事をしていますネット句会「大阪北句会」の7月例会がおわりました。席題「蟬・百合・当季雑詠」で、21名参加、99句を互選で競いました。上位句を掲載さえていただきます。 1位 空蝉や背割れドレスは琥珀色  (H.S) 【評】背の割れた空蝉からドレスのファスナーを脱ぐイメージに繋げた比喩、何とも心憎い。 2位 鳥辺野の湧きて膨るる蝉時雨 (K.H) 【評】鳥辺野は、平安時代以来の墓所で藤原一…

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神戸双樹句会7月例会 私の入選句

私の所属する「神戸双樹句会7月紙上句会」の作品集が届きました。 兼題「半夏生、当季雑詠」 参加10名、50句を互選で競いました。私は、入選が3句で、2位と4位に入りました。以下、掲載させていただきます。 2位 白髪染め止める宣言半夏生 【評】そのままの生き方を白髪染め止めると表現したこと、すごい決意が伺える。 4位 紐溢る妻の引き出し半夏生 【評】和服の紐でしょうか 和装の趣味がおありなの…