ドニゼッティ の歌劇「連隊の娘」 のDVDを視聴して

昨年10月以来の視聴。
舞台は、ナポレオン時代のものから、第2次世界大戦後に移し替えられているが、全く違和感はなかったのは、むしろリアリティがあるからだ。酒保のセット、連隊の衣装、等も含めちょっとした小道具、例えば電話機などにも十分に配慮がされている。
指揮者は今まで聞いたことのない名前だが、その演奏は、若々しく、歯切れがよい。連隊を扱っているからかもしれないが、スネアドラムや金管の切れの良いリズムと響きは物語の進行を大いに盛り上げている。
歌手たちも素晴らしい。伯爵夫人を歌ったフランチェスカ・フランチの演技と歌はこの歌劇になくてはならないものだろう。当