臨床心理学の基礎知識

ピグマリオン 豚もおだてりゃ 木に登る
 人なら更に 天にも昇る 

★『臨床心理学の基礎知識』(佐治守夫他/有斐閣)を読みました。

《ユングがアドラーと共にフロイトと袂を分かったのは、1910年代、「性的なものに病因を帰する神経症理論では不完全だ」という印象が増大してきた時期であった》
※フロイトの精神分析の手法そのものは高く買いますが、何もかもを性的なものに帰す診断には、閉口します。

《発達過程における「遺伝か環境か」の問題…実際の発達過程のメカニズムを考えれば、この両要因は常に相互に干渉し合い、多くの場合、同方向を指して互いに強め合うとみられる