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よくあるご質問

★カズチカ づれづれ日記(28) 枯葉よ〜★

家まわりの落ち葉を掃いていて、ふと思い出した昔のこと。

 ツレがまだ現役バリバリで、まだビジネスス―ツが良く似合っていた
40代後半の頃だったと思う。通勤に使う最寄りのバス停は我家から
遠く、しかも朝は乗客が多くて、やっと来たバスにも乗りきれずスル―
され、かなり待たされることが多かったようだ。

 だから…

 「健康にも良いし、一つ前のバス停まで歩き、乗る事にしたさ」とツレは話してくれた。

 「いやだぁ、あの道 怖いでしょ?」昼なお暗き、首つりがあったという噂も何度か聞いている、人があまり歩かない寂しい道。というかお化けが出そうな恐ろしい道。

 ツレは少しだけ早起きして、その心細い道を通って一つ前の停留所から通っていた。そう、丁度、今頃の季節のとこ。

 「いつもね。僕が歩く道の落ち葉を掃除してくれるおじ―さんが
いるんだ。歩きやすくて助かるよ」
 毎朝 同じ時間に顔を合わすものだから、何となく会釈から始まり
「お早う!」の挨拶を交わすようになったそうだ。

 枯葉を道の脇に寄せて大きなビニール袋収める作業は大変な
重労働。おじ―さんの朝のおつとめとなっているのだろうか。

 「近頃、おじ―さんがいないんだ。だから落ち葉もたまり放題。
おじーさんの身に何かあったのかも。病気かな?」と
朝の食事の時にツレは心配そうに話していた。

 義母もその話を聞いていた。

 何日が過ぎて…朝ご飯の時。

 「あなた 気がつかない? 毎朝、あの道を歩いていて気がつかないの?」と義母がツレに言う。

 「・・・?」ツレは何を言われているのか見当がつかない。

 「私が落ち葉を掃除しているのです!」と義母は言った。

 義母は早起きをして、あの人気のない道まで掃除道具一式を担ぎ、息子の歩く道の落ち葉を掃除していたそうだ。

 溜まった落ち葉は持ち帰ることは出来ず、うず高く積んだらしい。
何日たってもそれに気づかないツレに豪を煮やして
 「なんで気づかないの===?」となったらしいが…

 どうして義母がおじ―さんの代わりに遠くまで出張掃除をしにたのか…今でも我家の謎なのだ。

 息子に褒められたかったのか?
 息子が歩きやすいようにしたかったのか?
 健康のために働きたかったのか?
 うちの周りのお掃除はそっちのけなのにwhy?
 ボランティアがしたかったのか?


 今となっては解らずじまい。



 
 はっきりしていた頃の義母のメモ帳にいくつかの歌が書かれていた。

 〜 ゆき違う 気持のずれひとことを
       出せば広がる心のいたみを 〜


 これ、行き違っていたのは私のことなのかな?

http://www.youtube.com/watch?v=JWfsp8kwJto&feature=BF&list=MLGxdCwVVULXdK2EcJ5omX6AvHQRVtWMTJ&index=4
【イヴ モンタン ♪枯葉♪】

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