嘘言わぬ　ベートーヴェンの　音楽は
　人物像が　粉飾さるも　　

★『音楽の手帖　ベートーヴェン』(R.ワーグナー他/青土舎)を読みました。
※いろんな人たちのベートーヴェンに関するエッセー集です。

《彼を己自身のうちに沈潜させたこの耳の不自由さこそ､天才を集中させ､またそれが彼の時代への放縦さや凡庸から彼を守った。（アルチュール・オネゲル)》

《中国では批林批孔の後を受けて≪第九≫批判が起きた。東洋の一方の大国で､≪第九≫は音楽産業を潤し､一方では謂れのない（？）受難を蒙っている現代とは､誠に不思議な時代だ。（柴田南雄)》
※このように極悪非道の孔