昔の同窓生 目下木版画作家 H君の事 呑兵衛爺の暮れ暮れ草(22)

2001年(平成11年)私の中学卒業年度者の同窓会を名城公園向かいの元名城会館(すでに建物は取り壊されて現在空地になり、中国領事館が取得に名乗り上げている)で開催の案内を受けて出席した。地元の二人の幹事さんが、卒業後50年の歳月が経過しており、すでに歳も高齢者となり、今後、機会もそんなに多く持つことも少ないと言う事で初めて行いましたと挨拶で述べられた。そして我々が教えを受けた恩師の四名も出席頂いていた。同窓会には54人の卒業生が参集したが大部分の者は当時の地元北区を離れていた。
当時3年生のクラスで同じであったH君は一見学究肌の秀才であった。私とは深い付