評釈 古今・新古今

咲く桜 咲かぬ桜も 咲く桜
 今でなければ 時と場を得て

★『評釈 古今・新古今』(小島吉雄/旺文社)を読みました。
※高校生・教師・国文学を専攻する大学生対象の参考書、という体裁です。

《古今という題名は、万葉集に入らぬ古歌と今の新しい歌とを集めた歌集という意味》

《藤波…藤の花房》

《はちす葉の濁りにしまぬ心もて
なにかは露を玉と欺く  僧正遍照》
※蓮っ葉は、こんなところに淵源するんでしょうか?

《菊花は輸入植物であって、平安時代に入って、観賞植物として、大いに喜ばれた。…白菊の花が霜にあって、白から淡紅色に変わってゆくのを、菊の花は2度