趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

悪夢以上の現実

東日本大震災に被災された方たちが、かつて自宅が建っていた場所や生活の拠点であった所にたたずみ、瓦礫と化した現状を見つめながら「夢だといいのだが」「夢ではないのだ」「夢なら覚めてほしい」などと悲痛な心情を吐露する場面がいくつもテレビで放映されました。。「さまざまな恵みを与えてくれた海だが、いまは海を怨む思い」と述べる漁師さんもいました。 自分が同じ立場に立たされた時を想像すると、被災者の方たちがこれからさまざまな苦難と重圧に耐えて生活を立て直さなければならないご苦労が胸に迫り同情に耐えません。

 自分が直接の原因ではない想像だにしなかった苦境に立たされると、誰しも「何故自分がこんな苦難に遭わねばならないのか?」との疑問を抱くことでしょう。この現実が夢であって欲しい、と願うのは無理のないことです。

 5歳のとき、勤務中の事故で父を失い、貧しい母子家庭で重度の障害ある兄を抱えて人並み以上の苦しみに耐えて生きなければならなかった私は、自分は何も悪いことをしてないのに何故このように苦しまなくてはいけないのか、この世には神も仏もいないと天を怨んだものでした。

 この世のすべてはあるべくしてあること、自分の置かれている現状がどんなにつらくても、運命や他人の所為にすることなく全力で自分が受け止めて生きること、それこそが自分の人生であると開眼させられたのは佛教に縁できてからでした。この場で詳しいことは触れませんが、この仏縁も苦しむ私を仏が見かねて結んでくれたものといまは感謝しています。

 大震災で大切なご家族や財産を失した被災者の方たちは、恐らく途方にくれ、前途に希望を失いがちであることでしょう。でも折角永らえたいのちです。どうぞご自分を大事にされ、亡くなられたご家族の分まで元気に勇気を持って生きて欲しいと願わずにはいられません。それが故人の望むところであり、何よりの故人に対するご供養になると思います。また幸福への道に繋がると信じるからです。

 幼時あまりの人生苦に自殺さえ考えましたが、幼い頭にその手段が思いつかず実行できませんでした。しかし、いまは生きていて本当に良かったと思います。生きてさえいれは、生きていて良かったと思える日が必ず来ます。

 戦後、日本全体が焼け野原になったと言ってよい状況から日本は見事に復興しました。皆で助け合い力を合わせて努力すれば必ず東北地方大震災から立派に復興できることを信じています。

コメント

コメントはログインすると見られるようになります。