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よくあるご質問

不透明感が徐々に後退

先週の日記で残念ながら株価は9,500円を下回る可能性が高いと書いた、早速週初は下落スタート、火曜日には9,405円まで下げる場面もあり嫌なムードも広がった。ところがその晩のNY市場が大幅反発、世界的な株価上昇の支えもあり週後半は戻り基調、結局先週比91円高い、9,682円で終了した。

ひとまず大幅下落を免れたことの大きな要因は米国市場の株価調整が起こらなかったことであるが改めてQE2による金融緩和と米国景気の安定回復が進んでいる事を痛感させられた。失業率が4ヶ月連続改善、3月は8.8%で非農業部門の雇用者数は20万人増まで改善している。企業のフリーキャッシュフローは急激に増加しておりバランスシートは健全化、大幅な資金余剰は増配やM&Aに向かっている。株が上がり家計が上昇、自動車が売れている。

一方、中東の民主化運動は震災であまりニュースを目にしなくなったがリビアなど独裁体制の国家での混迷は続いている。チュニジア⇒エジプト(観光)⇒リビア(石油)へと深刻化しているが他地域への広がりも懸念され、原油が112ドルまで急騰している。これらの国々の共通点は、?GDP4,000ドル/年以下、?若者の失業率が高い、と言うことである。日本の原油はサウジとUAEで約50%を占めている、もしこれらの国へ飛び火すれば国のエネルギー政策はたちまち破綻することになるが今のところ大丈夫のようだ。サウジのGDPは1.7万ドル、UAEは4.7万ドルでありリビアなどとは根本的に違う。

来週からの日本のマーケット、少しずつ不透明感も後退しつつある。東京電力が原発の収束までの工程表を発表し、おぼろげながらもその道筋が見えてきたこと、原発事故の賠償判定の目安が示されたこと、東電は国有化せず債務超過にもさせないことで上場維持をすること、などがあげられる。関西電力は2012年/3月期も株式配当60円を継続することを決めたようだ、昨日は年初来安値1,666円を付けたが配当利回り3.6%に相当する。来週には底打ちするのではと予想している。

来週からは企業業績の発表が相次ぐ、サプライチェーン問題が何処まで業績に波及するか注目される。昨日は自動車エンジンに欠かせないLSI製造のルネッサンステクノロジーの生産再開発表を期に自動車関連銘柄が急騰、影響度の大きさを再認識させられた。トヨタのフル操業が11〜12月になると発表された。長期減産は大きな打撃だがある程度の目処が出たことでそれを株価は折り込みに行くことで更なる不透明感は払拭できる。安川電機のように今期の見通しを出さない企業も多くなりそうだ、その場合は思惑で株価のボラが高まる可能性もある。

為替は米国国債の格付け機関によりネガティブ評価になったこと、6月に緩和政策の終了が遠のくのではないかという思惑などでドル安が進んでいることは誤算であった。81円台に入っているがこのままドンドン円高が進むとは思っていない。ある大手証券会社の予想では本年末87.50円、来年90円と見ている、そんなものではないかと思う。

当面は9,400円〜9,800円で推移しそうであるが200日移動平均を上回る、9,800円を抜ける為には、?原発の収束が明確化?自動車産業が正常化?夏の電力需給に目処、これらを考えるとそう遠くない将来に実現するのではと思っている。

ただ、株式投資には常にリスクが付き物である。今回の震災も想定外であっても誰も補償してはくれない。全て自己責任なのである。もし次のことがあれば株価は暴落することも決して忘れてはいけない。想定外も想定しなければならない。?米景気の失速?サウジアラビアが大暴動?大地震が東京直撃、など考えたくはないが頭の片隅に置いておきたい。

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