原発事故対策の不手際で再度調整局面へ

今週は企業業績発表の集中する日が続いた、商社や自動車など概ね想定どおりの内容でこれを受けて週後半には相場は底堅い展開になるのではと予想していたが大きく外れた。NY株安、原油価格を初めとする商品価格の下落、円高の定着で株式相場は軟調地合いにあるところに福島第一でメルトダウンが判明、冷却水が大量に漏洩していることから事故収拾に向けた工程表に狂いが生じたことで株価は下落した。

更に決定的な状況悪化は昨日、昼休みの時間に官房長官が記者会見で東電向けの債権放棄を求める発言をしたことで午後の取引開始直後、銀行株は軒並み急落、全体相場下落へ拍車がかかった。結局先週よ