法隆寺再建の謎

法隆寺は西院伽藍と東院伽藍からなる。

西院伽藍は、推古9年(601)聖徳太子の斑鳩宮に隣接して、斑鳩寺として創建されたとされる。
また、法隆寺資材帳には法隆学問寺が、推古15年(607)厩戸皇子によって創建されたとある。
天智8年(669)条に、斑鳩寺は災に遭って焼失し、翌天智9年条には再建されたのであろうか、法隆寺の記事がある。
これに由れば再建されたことになる。
金堂には本尊の釈迦三尊像、薬師如来像、百済観音像、玉虫厨子が安置されている。

東院伽藍は聖徳太子と山背大兄王の居所である斑鳩宮の址に、天平時代に上宮王院として建てられた。
法隆寺東院縁起