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よくあるご質問

Sさんの(留学)日記にことよせて

Sさんの日記「英国人に日本の情報は入らない」では、日本のニュースなどが聞かれないとのこと。

そこでわたしはコメをした。
「卵が先か、鶏が先かは分からない。
この伝でいくと、日本が英国を意識しないか、英国が日本を意識しないのか。
経済、政治、スポーツなどのあらゆる影響と思われるが、現実的には日本人の意識は英国よりアメリカの方に傾いていると思われる。
西洋人とはアメリカ人という意識は小学生にも浸透している。
近所を散策するときに小学生に出会うとわたしは「ハロゥ」と声をかけるのでハロゥおじさんと呼ばれている。
ある寒い冬の散歩では顔をかくすほどのフード付きコートを着て外出した。
小学生の女の子2人組を後ろから追いこしながらいつものように「ハロゥ」と声をかけると、その子たちから追いつかれて「ねぇ、アメリカ人ですか」と聞かれたものだ。
英語をいえばアメリカ人の意識が強いようである」と。


わたし自身もそうである。
あるとき白人の英語教師の男女3,4人に図書館前でであって会話したときのこと。
今では覚えていないがわたしの話のなかで「外国人イコールアメリカ人」のニュアンスがあったよう。
話し相手のなかの英国人がすぐに「あなたの話には英国人も入れるべき」とわたしに反論するがごとくいったものだった。

このように、わたしも「英語をいえばアメリカ人」と短絡して意識する。
なぜか。
生まれて初めて出会う英語にはイギリスではなくアメリカが飛びこんできた。
中学1年の教科書には、アメリカのポトマック公園の日本から送られた桜の話が書かれていたのを覚えている。

映画のせいもある。
日本に入ってくる映画はアメリカものが多かったのでは、と思われる。
プレスリーなどに興奮しながらも、あこがれながらも見たものだ。
England Dream は聞かれないが、American Dream という言葉があたまに沁みている。

わたしの研究対象の心理学ではアメリカの文献多し、である。
なぜかと問われれば、歴史的にはヒトラーの“貢献”と返答する。
その世紀の殺戮者にして独裁者のヒトラーに追われた優秀なユダヤ系の学者の多くがアメリカの地に逃れ、自由をえた彼らの頭脳から生まれた理論は羽があるかのように世界を飛びまわり、やがて日本にも入りこんできた。
また、アメリカのプラグマティズム(実利主義:役にたつこと)理論も日本人に好まれた。
それでわたしも学びの地を英国ではなく、アメリカとした。

マスコミに目を移すと、あるTV局ではニューヨーク情報が毎日、他局ではその特集が週1回放送されている。
イングランド情報といえば、旅行ものなどをBSでたまには見るのだが、定番がなさそうだ。

このあいだのニュースでは、「震災にあった日本のことをすこしでも考えよう」とのメッセージをアメリカの「学生」が製作し、NYだと思うがアメリカの大都市のビル壁面にそれを映しだし、多くの人々の目をひいていた。
新聞ではなく、「学生」によるみずからの行動ときかされると、その友好的なこころ意気にこちらも心うたれる思いである。

アメリカンベースボールのイチローのニュースや放映もある。
英国のスポーツには日本からだれが所属しているのか、アメリカにより強く印象づけられたわたしはやや無関心となる。

一般的にはどうなのか。
あれやこれやを総合してみると、日本とイギリスの、日本とアメリカの物的距離はほぼ同じだが、日本人の心的距離はアメリカ近し、とは言いすぎか。

このあいだもジョッギングのあとでいく公園では、わたしの英語帳をめざとくみつけた小学1年の女の子が「あ、アメリカの(字)」といったものだ。
大いなる誤りだが、「英語イコールアメリカ」の考えが、日本では強いとおもわれる。

カテゴリ:語学・国際交流・社会貢献

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