しばらくは底堅い動き、一万円の値固めへ

今週は欧米で株価は下落した。米国の雇用統計が予想外に悪化したこと、ギリシャ問題が他国へも波及、欧州GDP第3位の大国、イタリア国債の利回りが急上昇したことでリスク回避の動きが強まった。株から債券へ資金が流れ米国10年債の利回りは再び3%割れとなった。ただ格付け機関が米国債を格下げする動きに出たことでドル安・円高に為替が反応、一時は78円台まで進み、現在も79円台前半で推移している。

こうした厳しい環境の中、日経平均は週初にあっさり一万円を割り軟調に推移したが意外にも底堅く、大きく深押しすることなく200日移動平均線(9,902円)にも支えられた格好で、