岩井三四二の面白い短編集「サムライ千年やりました」。
8編の短編からなるが、現代(1988年)から遡って先祖の物語を描いていく。最も古いのは、桓武帝の曾孫である高望王が平姓を賜って、上総介を拝命し関東に赴任(898年)してのちの物語。
1代を25年として計算してみた。(1988−898)/25≒43
43回代替わりしたことになる。
サムライの世界では、父系の先祖しか表さないが、DNA的には父系、母系ともほぼ均等。
ということは、何人の遺伝子が係ってきたのであろうか。
2^43≒8,000,000,000,000 となってしまう。
平安時代の日本