コミュの食べ会2回目さ

その夜、私は一人苦悩しておりました。

私の前にはひとつの小鉢が置かれてあり、
中にはじゃが芋4切れと肉2切れが入っているのです。
醤油と粉末ダシの素で味付けされた汁の中ですでに4日間を過ごしているそれは、あたかも、120年間誰ひとり訪れる者のいない荒れ寺の柱のようなくすんだ深いアメ色をし、
リビング天井に設置された30ワットの丸い蛍光灯から放射される「昼白色」と名付けられたギシギシとした光に照らされて、下品にヌラヌラと光っておりました。

私は悩んでおりました。
一度の食事に、じゃが芋4切れと肉2切れは、ちょっとだけ量が多いのです。
かと