夏休みとドラギマジック再び?

7月に入り世界の株価は軟調、ユーロも下落幅を早めている。理由は明白、欧州の財政問題、スペインが段々と窮地に追い込まれておくのではという不安が市場に蔓延してきていることにある。スペインの救済については6月に欧州首脳会合で合意が出来、巨額の資金供給で主要銀行の破綻を阻止し信用不安を一掃しようと決めたのに、何故?という疑問がわく。

確かにその時、その決断を市場は好感、ユーロも買われ、株高も同時に起こった。しかし、その後、具体的な支援策の中身が遅々として進まず、ドイツでは支援は憲法違反の疑いもあり裁判所の判断が必要などと言い出す始末である。そうした状況は既にマ