「マーケット分析」の日記一覧

会員以外にも公開

乱高下相場もそろそろ最終段階へ

今週も激しい乱高下相場、急騰したかと思えば急落、その後また戻すと魔の木曜日に急降下、金曜日に少し戻すといったボラティリティのすこぶる高い一週間と成った。結局は191円安い、12,686円で終了した。 為替も株と同じように乱高下、一時は93円台まで円高が進むなど4月4日の異次元緩和発表後の円安分をこの数週間で全て失った。やや期待外れのアベノミクスの第三の矢「成長戦略」発表を機に一気に調整色を強め…

会員以外にも公開

大波乱の5月相場と今後の対応

アベノミクスがスタートして半年、これまで株式市場は調整らしい調整も経験せず、ほぼ一本調子で上昇を続けてきたがようやく今週、大きな値幅を伴った調整局面に突入した。4月末の終値が13,860円、それが5月に入って急騰、あれよあれよという間に16,000円に近づく場面も、3週間で2,000円も上げるのだから異常という外無い。 こうした暴力的上昇の後はどんな調整が待っているのだろうかと内心ヒヤヒヤして…

会員以外にも公開

活況時の忍耐を試す

週初は下げる場面も見られ、そろそろスピード調整か?と思わせる場面もあったが為替が再び円安に振れるとすかさず切り返し上昇、昨年来の高値を更新、10,800円を超えてきた。今週末は3連休と言うこともあり通常なら持ち高調整で下げるケースだが逆に上げる辺りは相場の強さを感じる。戻り待ちに戻り無しの状況だ。 こうなると益々2005年の郵政選挙後の株価暴騰パターンを思い出す。2年間上げ続けたのであるからそ…

会員以外にも公開

辰巳天井がやってくるか?

新年明けましておめでとうございます。 昨年の相場は龍がごとき、年末に大きく跳ねて大納会を終了、新年に大きく希望をつないだ。ただ年末は米国の財政の崖問題が例によって、こじれにこじれてヤキモキする場面もあったが年をまたぐ形で議会での妥協が暫定的に成立、クリフ・ハンガー状態が一時的に解消、何とか身を乗り出すことに成功した。 このことで世界のマーケットは大きく反応、株価が上昇すると共にドルに対してもユ…

会員以外にも公開

第二波上昇相場に備える

今週は自民党の大勝を受けて株価は大幅高、週の後半こそ米国の「財政の崖」懸念で下げたものの先週末に比べ202円の上昇、9,940円で終了、一時は年初来高値の10,175円を達成した。自公で2/3の絶対安定議席を確保したことで外国人投資家からの買いが継続、日本株を持たざるリスクまで意識されだした。 11月14日に野田総理が国会で解散に言及、その後怒涛の上昇相場が始まった。当時の8,664円から昨日…

会員以外にも公開

日本のマーケットに潮目の変化

今週は驚きの一週間、14日水曜日夕方、突然の国会での野田総理の解散発言、党首討論の相手側である安倍総裁もビックリして慌てふためく様子も見て取るほどの衝撃が日本中を駆け巡った。8月からの近いうち解散が延び延びになって決められない政治に不信感が蔓延していただけにここでリセットできる機会が訪れたことは評価できる。 マーケットもすぐさま反応、為替は円安に大きく振れることとなった。株価はこれまで米国の「…

会員以外にも公開

「財政の崖」懸念で円高、株安

今週は米国大統領選挙までは模様眺め、オバマ再選が決まると一気に円高、株安に流れが傾き5日続落、長短のトレンドラインが集中する8,800円〜8,900円をあっさりと割り、8,757円で終了した。選挙終盤で共和党ロムニー候補の追い上げでまれに見る接戦、マーケットもひょっとしてロムニーが勝って一時的なドル高、株高になるのでは?という期待も幻に終わった。 オバマ勝利で当面の米国経済政策は維持されること…

会員以外にも公開

高値警戒感に備えることも忘れずに

名実共に11月相場に突入した。今週大注目の日銀金融政策決定会合、「あっと驚く、為五郎!」的な発表は流石に無かったが異例の二ヶ月連続の追加緩和、11兆円の国債・ETF購入、政府と連動したデフレからの脱却に対する署名声明文など、ほぼ市場予測通りの内容と成った。 それでも事前の市場の期待感が異様に高まっていたこともあり、発表後は材料出尽くしと見られ、日経平均は急落、その日の安値で終了した。その後日銀…

会員以外にも公開

材料出尽くしか、あっと驚く為五郎か?

10月相場も終了、急落→急騰→揉み合い、と上下に忙しいエレベータ相場が一週間ごとに続いた印象がある。今週はNY相場が大きく下げる展開、本来なら東京も大きく影響を受ける懸念もあったが以外に堅調、金曜日の午後は流石に大きく下げたが一週間としては小幅な下げに留まった。 円安傾向が続いたことが堅調推移の一番の要因であったが取引手口を見てみるとこのエレベータ相場の主役が海外のヘッジファンドであったことが…

会員以外にも公開

出遅れ修正相場の流れ

週末体調を崩し日記のUPが遅れてしまった。普段、健康には自信があったがちょっとした不注意なのだろう食あたりに遭遇、微熱が出るなど久しぶりに寝込んでしまった。暑かった夏を過ぎて胃腸が少々疲れていたのかもしれない。 先々週は思わぬ急落、先週は急騰、日経平均も9,000円を超えてきた。こうも激しいアップ&ダウンのエレベーター相場はそう滅多にあるものではない。本日月曜日も先週金曜日の米国株価急落を受け…

会員以外にも公開

予想外の急落、当面は下値模索か?

いずれ三角保ち合いを離れ急変するであろうと思ってはいたが直ぐにやってくるとは予想外、それも下っ放れることに落胆させられることになった。下落を続け、一日も上昇することの無い一週間であった。折しも48年ぶりに日本で開催されているIMF・世銀の総会で世界経済の悲観的な見方が影響、中国経済の減速で日本企業の業績下方修正懸念が下落スピードを速めた。 先週の日記で「急変動の序章・・・」と書いたがその時は既…

会員以外にも公開

急変動への序章で小動きも

二週間ぶりの日記のアップとなった。期待していた配当落ち後の株価の上昇は空振り、低調な値動きに終始、8,900円をも割り込んでいる。ただ下値も限定的で大きく売り込まれるような状況にはなっていない。尖閣問題から発生した中国市場での日本企業への悪影響の長期化懸念や一向に収まらない円高圧力、民主党政権への不信が上値を抑えている。 一方、世界的な度重なる超金融緩和政策は欧米の株高を演出、米国株式は年初来…

会員以外にも公開

新年度入りで上昇トレンド期待

今週は予想外の日銀の追加金融緩和もあり、一時戻り高値を更新する場面もあったが節目となる9,200円どころの水準では上昇も一服、円高や中国問題もあり一週間終わってみれば49円安い9,110円と小反落、ほぼ想定どおりの展開となった。 19日の日銀の10兆円規模の追加緩和は確かに意外感があった。大方の予想では今回は見送り、10月実施と見られていたからである。しかし、流石に欧米の中央銀行が矢継ぎ早に緩…

会員以外にも公開

リスク・オン後のリスクを念頭に

今週は大きなイベントが全て良い方向に進み株価を押し上げ、日経平均は287円上昇し、9,159円で終了した。先ず、週明けにドイツの憲法裁判所で南欧の救済メカニズム(ESM)は合憲であるとの判断が下された。その後ECB理事会で条件は付けたものの南欧の国債を無制限に買う用意があるとの声明を出し、安心感が広がりユーロが買われた。ドイツの反対を押し切ったドラギ総裁の手腕が如何なく発揮された場面であった。 …

会員以外にも公開

米FMOC後の株価反騰期待

木曜日までじりじりと下げる相場展開、3月末の高値からほぼ6ヶ月が過ぎ、信用取引の期日清算に迫られ、薄商いの中そうした売りが足かせとなり、一時8,600円台にまで下げた。こうした小幅にだらだら下げる陰湿な下げは気分的にも滅入ってしまうものだが、そうした暗いイメージを払拭してくれたのが金曜日の大幅上昇であった。 前日のECB理事会で南欧の国債買い取りプログラムをドラギ総裁が発表、ユーロが急騰、南欧…

会員以外にも公開

日本株に黄色信号点滅

今週は終始軟調の展開、230円の大幅安で9,000円の大台を割り、8,839円で終了した。スペイン財政支援の枠組みの進展も見られずユーロ安が進んだこと、中国の景気下振れ懸念から上海市場が年初来安値を更新していること、などから世界的なリスク・オフの動きが見られ、米国債に再び資金が向かい10年債利回りが低下、円高に作用したことも日本株の重石になった。 この株価水準は下値サポートとして機能するであろ…

会員以外にも公開

月末にかけて穏やかに上昇か?

今週は外部環境の好転を受けて336円上昇した。米国の7月雇用統計が予想を上回ったこと、スペインの債務危機に対応した動きが出てきたことで一時は日経平均9,000円を回復する場面もあったが流石に金曜日は反落し、8,891円で終了した。 欧米の金融政策はほぼゼロ回答、8−9日開催の日銀の金融政策もマーケットの予想通り据え置き、何らかの緩和があるのではと密かに期待していたが全く無かった。欧米に先駆けて…

会員以外にも公開

失望から期待に転換できるか?

先週末にECBのドラギ総裁がユーロ防衛の為、あらゆる手段を講じると異例の発言があり、マーケットはこれを好感、ユーロが買われ危機的状況にあったスペイン国債は急低下した、それを受けて欧米とも株価は上昇、週初の日本株も上昇して始まった。先週の日記で「ドラギマジック再び?」と書いたが、昨年末のイタリア国債防衛では見事成功、ドラギマジックと呼ばれた再来が期待されていた。 ビリーブ・ミーと発言した内容、マ…

会員以外にも公開

夏休みとドラギマジック再び?

7月に入り世界の株価は軟調、ユーロも下落幅を早めている。理由は明白、欧州の財政問題、スペインが段々と窮地に追い込まれておくのではという不安が市場に蔓延してきていることにある。スペインの救済については6月に欧州首脳会合で合意が出来、巨額の資金供給で主要銀行の破綻を阻止し信用不安を一掃しようと決めたのに、何故?という疑問がわく。 確かにその時、その決断を市場は好感、ユーロも買われ、株高も同時に起こ…

会員以外にも公開

夏枯れの様相、再度下値模索

連休明けの火曜日、梅雨明け宣言があった、暑い夏の到来である。ところが相場は一向に盛り上がらず、低調な出来高、早くも夏枯れの様相、週末には円高の進行もあり先物主導で下げ幅を拡大、先週末より54円安い、8,669円と再び8,700円台を割ってきた。 最近発表されたスペイン金融機関の不良債権比率は18年ぶりの高水準となり、欧州経済への不信感が増大、ユーロが売られた。その上、先週の日記で書いたLIBO…