高値警戒感に備えることも忘れずに

名実共に11月相場に突入した。今週大注目の日銀金融政策決定会合、「あっと驚く、為五郎!」的な発表は流石に無かったが異例の二ヶ月連続の追加緩和、11兆円の国債・ETF購入、政府と連動したデフレからの脱却に対する署名声明文など、ほぼ市場予測通りの内容と成った。

それでも事前の市場の期待感が異様に高まっていたこともあり、発表後は材料出尽くしと見られ、日経平均は急落、その日の安値で終了した。その後日銀の白川総裁が内容の説明や意図、今後の見通しの記者会見をすることでマーケットの消化度が進み、急落は行き過ぎとばかり翌日から株価は上昇、結局一週間を終わってみれば11