天使と悪魔

ダン・ブラウンの「天使と悪魔(上、下)」を読了した。著者は、アメリカ在住の小説家で、「ダ・ヴィンチ・コード」の作者として知られる。本書は、「ロバート・ラングドン」シリーズの第一作で、「ダ・ヴィンチ・コード」の前日譚に当たる。
 ハーバード大学宗教象徴学教授のロバート・ラングトンは、ある早朝、セルン(欧州原子核研究機構)所長のコーラーからの電話で、セルンの研究者ヴェトラの殺害死体の胸に焼印されていたアンビグラム(回転対称な紋章)の解釈について協力を求められるが、そのアンビグラムは、中世に科学者達が教会に反旗を翻して結成した伝説の秘密結社イルミナティのもので