遺作読む、テレビで訃報聞きながら

先日、山崎豊子著「運命の人」を図書館で借りてきて書斎で読んでいたその時にふと目を上げてテレビの画面を見るとテロップが流れていて「山崎豊子さん死去、88歳」というニュース。
なんとタイミングのいいというか悪いと言うか。
この小説約300頁の本が4巻まであるのだから約1,200頁の長編なのだが、一気に読んで後少しで第4巻も読了するところまで来た。

この小説は、昭和47年だかの沖縄返還交渉において密約があったと言われるのを題材に取り上げて、外務省審議官付事務官を通じてマル秘資料を持ち出し、野党議員に渡して国会で追及するに至った事件で、大新聞の記者が罪に問