「め以子さん、肉屋の男とええ仲みたいやでぇ」と悠太郎に告げ口する和枝姉さん。
「め以子に限ってそんなことするはずがありません!」とは
言ったものの・・・心中穏やかでない悠太郎。
肉屋の男とはめ以子の幼馴染の源太のこと。大阪に来て再会、西も東も分らない、め以子をいつも助けてくれていた。
口は悪いが優しい心持。め以子の味方。
《源太の役割は大きい。大阪に来て本当のことを打ち明けられるのは源太ひとり。幼馴染という気安さからか、愚痴を聞いてくれる人はありがたい。》
源太に何者かがいたずらを仕掛ける。
『近頃は主人と居る時より貴方とご一緒している時の方