本当かよ、北投石のパワー!

この11月に台湾ツアーに参加した。3日間で彼の地をバスで巡るというあまりやる気のないお付き合い旅行だった。案内してくれたのが、60代半ばの日本贔屓の台湾人男性で、道すがら台湾から見た日本との関係、あたかも江戸時代から大戦後までの日台関係史を学ぶことになった。戦後教育を受けた我々の年代では、学校の歴史の授業では避けられていた部分でもあった。平戸に生まれ母は医師の娘田川マツ、後に明最後の王朝に仕えた台湾の英雄鄭成功の秘話(国姓爺合戦としても有名)、時代は下って、明治政府が派遣して荒野を肥沃の地とした八田與一への台湾人の思い等、旅行から帰って文献に当たることに