連載:時事問題への対処の在り方

「佐村河内守へのラストメッセージ」の中の一言から

昨2月27日発売の「週刊文春」3月6日号には、「新垣隆ゴーストライター独占手記」が大きく取り上げられ、掲載されていた。
 何時までも「佐村河内守」などに拘泥したくはない。けれども、クラシック音楽界、マスコミ、音楽愛好家、を初めとする極めて多数の方々に累を及ぼす空前とも言える―絶後か否かは兎に角として―大スキャンダルを無視することは矢張りできない。
 殊に、佐村河内守がマスコミなどに送りつけて公表された「お詫び」と称する文章こそあれ、その中にある「近いうちに必ず公の場で謝罪をさせていただきます」と書いてあったというが、ゴーストライターであったことを名乗