期待と警戒の6月相場

今週は先高期待で底堅い動き、今年に入り初めての6連騰もあり、月間として上昇した。目先のボックス圏も抜け、25日、65日移動平均線を上回り一目均衡表の雲が下値を支える形となってきた。ようやく消費税増税の影響も織り込み、株価14,000円で底打ちし、日本株の出遅れ感が着目されるようになってきた。

その裏には米国ダウの史上最高値更新やナスダックの急速な戻り歩調があり、良好な米国経済が株価上昇を支えている。ただ最近、米国債にも人気が集まり、長期金利が急落していることに不気味な動きと警戒する向きもある。通常経済が好調でリスクオンの場合、投資資金は株に向かい、債権