連載:時事問題への対処の在り方

ヒロシマ・ナガサキ―戦争と平和

wakohがこの時期ほぼ確実に毎年書き続けてきた日記に、8月6日の広島、8月9日の長崎への原子爆弾投下がある。今を去る69年前のことだ。ところが、今年の8月6日には、ヒロシマでの原爆記念日には、その日記を記せずにしまった。それは決して、流石に年老いて、書く気力も薄れてきてしまったからではなかった。何時までも忘れえないし、語り継ぐのは、生き残った世代の、次世代への責務だとすら思っている。
 では、何故記さなかったのか。その日、理研の笹井博士の自殺の報が、あまりにも衝撃的だったからである。ところが、その後、もはやマスコミではほとんど取り上げてはいない。次か