望遠鏡について(天の科学史続き)

天文学の発展に大きく寄与したのは、地動説などより観測の器具である望遠鏡の発明にあった。

それは、星の位置を正確に調べるのには、肉眼では制約が大きかったのに対し、望遠鏡ではより精密に、より遠くの今まで見ることのできなかった星を観察できるからである。

とにかく星の運行を探るのが、古代からの観測天文学の慣わしであったから、望遠鏡は大いに活躍することになったのである。

16世紀、オランダで望遠鏡が発明されたことを知ったガリレオは、その原理を考え自分で望遠鏡を作って、初めて天体観測に供した。

その望遠鏡は、口径38mm、焦点距離1280mm、倍率30倍の、