宮本昌孝の「剣豪将軍義輝 下 流星ノ太刀」。

★3.3  2014.9.13日付の日経新聞に掲載された、時代小説ベスト2(歴史小説流通界の専門家11名が選ぶ存命中の作家の作品)という順位に目を留め読み始めた。

将軍義輝を主人公に、架空の愛すべき手下を駆使し、その活躍を描く娯楽作。将軍家と管領家ともお家騒動が絡み、そして細川家の家臣でありながら下剋上を演じる三好長慶と家宰の松永弾正、この下巻では義輝と松永弾正との水面下の攻防を主として描いている。

史実は動かし難いだけに、義輝一家の活躍もやや空しく感じるのは仕方のないところ。やはり直属の軍が無かったのが残念。

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