ダニエル・クレイグ「ディファイアンス」

ベラルーシと言えば、ソ連の小国で民族的な文化がかなり濃厚な特色を持つ一連の土地柄を思い浮かべます。
中東ではないけれど、黒髪の髭もたわわな風貌、豪華で精密な刺繍文化とか。

ユダヤ迫害の中、戦い抜いて、生き抜いた人々がいた事、しかも人である事を守り通した文化社会的集団だったという歴史的事実を初めて知った映画。

主演のダニエル・クレイグは、ここではその指導者であるトゥビア・ビエルスキを演じており、ユダヤ人役を好演。
ヒーローのような単純さじゃなく、地に足をつけた、悩みもすれば苛立ちもする、迷いに苛まれもする、架空の人物じゃない所が見ているものの身内に感動