森真沙子の「密命狩り 箱館奉行所始末3」。

★3.5 シリーズ3作目。今回は支倉幸四郎が小出奉行の密命を受け、犯罪者を追って密林に分け入るという設定。

極秘の行動だけに馬、鉄砲、地理、通訳などの特技を持つメンバーを部下として選定し、大千軒岳を目指す。

時は慶応2年(1866年)、箱館奉行所も五稜郭に移っており、いよいよ風雲急を告げることになる。奉行も杉浦兵庫頭に交代する、最後の箱館奉行である。

次巻は榎本武揚や土方歳三が次々と乗り込んでくる。作者のあとがきにもあるように、幸四郎をはじめ普通の庶民はどう身を処したのか興味深い内容となりそうである。

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