どうしたらもっと

夕暮れのわずかな風にさえ揺れる心

平行線のように長く伸びた二人の影

どうしたらもっと愛せたんだろう?




並んで座っていた場所が少しづつ離れていった

曇りガラスのように見えなくなった二人の心

どうしたらもっと愛せたんだろう?




他愛もないことに笑い合っていた二人

いつか笑うための理由を探すようになっていた

どうしたらもっと愛せたんだろう?




僕の夢が君の夢だと言っていたよね

そんな君が夢を語らなくなったのは何時からだったろう?

どうしたらもっと愛せたんだろう?




テーブルに置いたアワーグラス 迷いの三分間

待ちきれ