秋山香乃の「獺祭り(おそまつり) 白狐騒動始末記」。

★3.2
これまでの、「漢方医・有安シリーズ」や「 天狗照る 将軍を超えた男」などの流れから、本作に期待したのだが・・・。

コメディタッチではちゃめちゃな話の展開で・・・、好きな骨董屋の話らしいので我慢。

後半は何と海洋もの、もう支離滅裂、だが最後まで読んでしまった。

15歳の娘・お伊馬の家は浅草の老舗の骨董屋・萬屋である。父親の宗右衛門は重い病、兄の正之助の放蕩で莫大な借金が、借りた先は佑四郎という怪しげな男。

正之助は一発逆転を狙って、父親の懇意にしていた下田の廻船問屋・美鈴屋から娘のお美千を嫁として貰い受けた。

その美鈴屋にはなんと海賊