風野真知雄の「大名やくざ5 徳川吉宗を張り倒す」。

★3.5 シリーズ5作目。

作者の得意な馬鹿馬鹿しい話のふろしきが大きくなっていく。あまり広げすぎるとショボい結末にならざるを得ないが・・・。

もっとも久留米藩は21万石で幕末まで続くのはそのおかげか。

今回登場の紀州藩主・吉宗、虎之助を兄貴と慕ってくる。これを気持ち悪がる虎之助、吉宗と熊野忍軍とのつながりを掴んでしまう。これをネタに将来強請っていくんだろう。

この回の最大のテーマは松の廊下の真相を虎之助が掴んだことだ。次作で綱吉の陰謀が暴かれていくのかな、本人はこれで50万石は堅いと思っているようだが・・・。

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