連載:昔の思い出

第2回 落ちこぼれていたこと

■■落ちこぼれ■■
中学までは結構頭がいいと言われていました。
ところが、中学2年である女の子を好きになり、声すらかけられず、息をするのがつらいほどになってしまった。
みるみる成績が落ちていきました。
それでもやっぱりプライドがあり、それまで当然行くものと思っていたその地域では一番いい高校に、必死で勉強し滑り込んだ。
合格の報告に担任の先生のところに行くと、握手をしてきて「奇跡だ奇跡だ」と大喜び。
よほどだったんでしょう。

そんな奇跡で入ったものだから、レベルの差は歴然。
数学の授業などは「この先生は何語でしゃべっているのだろう」と思えるくらい最初から