24、ツェレ城の姫、3代のゾフィー・ドロティアの物語

二人目の姫は、リューネブルク侯ゲオルク・ヴィルヘルムが従妹のゾフィー・ドロティア・フォン・ハノーファーと婚約を破棄し、愛妾であった下級貴族のフランスオルブリューズの小領主の娘エレオノール・ドルブリューズ(写真1)との間に生まれた、美貌のゾフィー・ドロティア(写真2)が主人公。
 母エレオノールは1664年にゲオルク・ヴィルヘルムと出会ってその愛妾となり、ゾフィー・ドロティアが誕生する。
 婚約破棄した女性の名前を、そのままわが子につけるという感覚も不思議だが。
 8年後の1674年にエレオノールは神聖ローマ皇帝レオポルト1世から伯爵位を叙爵され、正式にゲ