岩井三四二の「情け深くあれ 戦国医生物語」。

★3.3 英俊は15里ほど西にある丹波国多紀郡の八上城下から京に出て、曲直瀬道三のもとで医術を学んでいる。

時代は信長が足利義昭を奉じて上洛した直後から物語は始まる。

24歳の英俊は10年前に起きた八上城下で起きた酒井家と吉川家の闘争事件を引き摺っており、事件で家族を失った英俊は許婚者であった吉川家の娘・菊とも離れ離れになった。

京で師の代診を勤めたりと忙しい毎日に、過去の事件の真相や、菊の消息を知りたいと思うようになるのだが・・・。

この時代にしてはレベルの高そうな医療物語ではあるが結末はちょっと期待外れか・・。

カテゴリ:ニュース・その他