◆ 減塩運動と権威について

中国伝統医学では塩味のことを、<鹹(カン)>云って、塩は「軟堅散結、瀉下(シャカ)通便」、散らしたり集めたり、固くしたり柔らかくしたりして、体液の流れをよくする効果があるとして大変重要視しているようです。

塩を日本では、高血圧や胃癌の原因として敵視し「減塩こそが高血圧を下げ、脳卒中等の成人病を予防するものだ」とし{塩の摂り過ぎ、塩漬けが万病の原因だ}の考えが、あたかも常識であるかの如く広められて、その結果、国も医師も国民も挙って<減塩運動>に憑りつかれています。 
現在でも権威がある人は、そう叫んでおります。
「塩分が日本人を滅ぼす」 (幻冬舎新書)