今回の百人一首は、安倍仲麻呂(あべのなかまろ)です
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に いでし月かも
広々として、はてしなき大空をふり仰いで見ると
月が美しくのぼっている。
ああ、あの月は、私が故郷で見た、
春日の三笠の山に出た月と同じものなのだなあ。
■■解説■■
安倍仲麻呂は遣唐使で中国に渡りました。
遣唐使のメンバーに選ばれた訳ですから、かなりのエリートです。
最澄や空海もそうでしたね。
とは言え、当時の航海技術では、命がけの事だったようです。
そして、この安倍仲麻呂
行くには行けたが帰ってこれなかったんです。
そんな、安倍仲麻呂