「マエストロ、それはムリですよ・・・」 松井 信幸 (著), 飯森 範親 (監修)

☆☆★
飯森さん、コンサートの時のトークやツイッターが面白くて、気になっていた。

この本は、飯森さんが山形交響楽団の常任になってから、オケがどのように変わったか、ライターの松井さんが、関係者に取材してまとめたもの。

山形交響楽団(略して山響)は、定期演奏会に加えて、地元での音楽教育での活動を行い、オケとしてはとくに特徴もないが、運営が破綻することもなく、細々と活動を続けていた。2004年からの常任指揮者に飯森さんが就任すると、ドラッガーのマネジメントを実践するかのような変革を次々と行い、楽団員も活性化され、地方都市のオケが、日本全国の音楽ファンから一