2016年8月30日 朝日新聞 オピニオン&フォーラム欄
国立民俗博物館教授 山田康弘氏の意見・主張
”「縄文時代」は作られた幻想に過ぎない”についての感想
「縄文時代」は1947年に静岡県の登呂遺跡の発掘調査で、弥生時代の水田・集落跡が発見され、
それを契機として、それまでの石器時代から、縄文、弥生の区分概念が生まれることになった。
そして、弥生時代は水田が広がるのどかな農村のイメージが生まれると共に、
それ以前はそれとは対極の狩猟・採集の貧しい時代であったという見方が生じた。
これを教科書の記述で見ると、山川出版社の1884年「詳説日本