連載:株日記

配当権利落ちと10月相場

先週の日記で「日銀はマイナス金利の代償として長短金利差の拡大を図り銀行収益が改善しやすい方策を探る。いわゆるイールドカーブを立てることでマイナス金利の副作用を軽減しようと試すのである」と予想したが全くその通りの結果となった。

発表直後、銀行、証券、保険など金融株が大きく反応、これまでマイナス金利深掘り懸念で売り込まれていただけに株価の上昇率も眼を見張るものがあった。今回の日銀政策は特段の追加緩和をしたわけでは無く、長短の金利を監視目標にするという新しい手法を導入したことにある。

これまでの金融緩和政策は80兆円の国債買い入れ、6兆円のETF購入などの