連載:株日記

「もしトラ」に備える

今週は米大統領選挙への警戒感から世界的なリスク回避の動きが強まりドルが売られ株安が進んだ。為替は105円台から一時は102円台へ、日経平均は水曜日から急落し17,000円の大台を割り込んだ。実質4日の取引であったが先週より541円安い16,905円で取引を終えた。

選挙直前になりFBIがクリントンのメール問題で捜査を再開したことでトランプ陣営が俄然盛り返し僅差で拮抗していることが市場を震え上がらせている。もしトランプが大統領になったら市場は大混乱を引き起こすのではないかといった警戒感がVI(恐怖指数)の高まりで資金は株から金など安全資産へと逃避している