連載:百人一首2

清原元輔。契りきな~。津波の記憶

契りきな かたみに袖を しぼりつつ
末の松山 波こさじとは

かたく誓いましたよね
お互いに涙した袖をしぼり
「末の松山」が決して波を被らないように
二人の愛も変わらないと。

■■清原元輔■■
清原元輔(きよはらのもとすけ)は、清原深養父(きよはらのふかやぶ)の孫

夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿るらむ

という、私の大好きな歌でした。

そして、あの清少納言のお父さんです。

歌で生計をたてる、プロの歌人
特に即興で歌うのが得意で
平兼盛が長時間考え抜いた末に詠むのを見て

思い付いたまま詠めば良いじゃないか

■■鑑賞■■