松阪訪問2 本居宣長の里

JR津駅を出てすぐに、JR紀勢本線の阿漕駅を通り過ぎた。この地が、欲張りで、やりかたがずうずうしく無慈悲なことを意味する「阿漕(あこぎ)」の語源であることを知った。

角川類語新辞典では、次の解説がされている。
「昔、伊勢国の阿漕が浦が、伊勢神宮に供する魚をとるための禁漁地になっており、そこで密漁した漁夫は捕らえられたという。あえてことをむさぼる意から出た語。」

広辞苑では、(古今集六帖(3)の「逢ふことを阿漕ケ浦の島に引く鯛のたびかさならば人も知りなむ」の歌による。)と説明し、「①たびかさなること。②転じて、際限なくむさぼること。また、あつかましいさ